独断と偏見で選んだお薦め本リスト。思い出すままに作成したので基準もへったくれもありませんが，これらを読めば“正統派”小説好きと呼ばれること請け合いです。（→リスト作成裏話）

区分の基準

1. 読みやすく，かつ面白い　2. 読みやすく，かつ感動する　3. 素晴らしい 4. 凄さがわかりやすい　5. なにがなんだかとにかく凄い

区分	著 者	題 名
1	上野瞭	『ひげよ、さらば（上下）』	新潮文庫
1	芦原すなお	『青春デンデケデケデケ』	河出文庫
1	椎名誠	『哀愁の町に霧が降るのだ（上下）』	新潮文庫
1	筒井康隆	七瀬三部作『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』	新潮文庫
1	宮本輝	『青が散る』	文春文庫
1	宮本輝	『避暑地の猫』	講談社文庫
1	京極夏彦	『姑獲鳥の夏』など京極堂シリーズ	講談社文庫
1	大沢在昌	『新宿鮫』シリーズ	講談社文庫
1	三田誠広	『やがて笛が鳴り、僕らの青春は終る』	角川文庫
1	野坂昭如	『エロ事師たち』	新潮文庫
1	坂口安吾	「西東」（『坂口安吾全集1』収録）	ちくま文庫
1	鈴木光司	リングシリーズ『リング』『らせん』『ループ』	角川ホラー文庫
2	ジョン・アーヴィング	『ホテル・ニューハンプシャー（上下）』	新潮文庫
2	ドストエフスキー	『カラマーゾフの兄弟（上中下）』	新潮文庫
2	岡本かの子	「鮨」（『老妓抄』収録）	新潮文庫
2	梶山季之	『せどり男爵数奇譚』	夏目書房
2	吉本ばなな	『N・P』	角川文庫
2	東野圭吾	『秘密』	文春文庫
2	村上春樹	初期三部作『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』	講談社文庫
2	村上春樹	『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』	新潮文庫
2	村上龍	『悲しき熱帯』	角川文庫
2	池澤夏樹	『夏の朝の成層圏』	中公文庫
2	津本陽	『深重の海』	新潮文庫
3	エイモス・チュツオーラ	『やし酒飲み』	晶文社
3	A・ウスラル゠ピエトリ	「太鼓に踊る」（『世界の文学19 ラテンアメリカ』収録）	集英社
3	トマス・ピンチョン	『競売ナンバー49の叫び』	筑摩書房
3	宇能鴻一郎	『鯨神』	中公文庫
3	内田百間	「とおぼえ」（『サラサーテの盤』収録）	福武文庫
3	開高健	「流亡記」（『パニック・裸の王様』収録）	新潮文庫
3	嘉村磯多	『業苦｜崖の下』	講談社文芸文庫
3	川端康成	「片腕」（『眠れる美女』収録）	新潮文庫
3	河邑厚徳・林由香里	『チベット死者の書 仏典に秘められた死と転生』	NHKライブラリー
3	金子光晴	無銭放浪記三部作『どくろ杯』『西ひがし』『ねむれ巴里』	中公文庫
3	金子光晴	『マレー蘭印紀行』	中公文庫
3	栗本慎一郎	『反文学論』	光文社文庫
3	高橋源一郎	『さようなら、ギャングたち』	講談社文庫
3	高橋源一郎	『虹の彼方に』	新潮文庫
3	坂口安吾	『桜の森の満開の下』	講談社文芸文庫
3	坂口安吾	『白痴｜青鬼の褌を洗う女』	講談社文芸文庫
3	小田晋	『日本の狂気誌』	講談社学術文庫
3	中井英夫	『虚無への供物』	創元ライブラリー
3	中上健次	「灰色のコカコーラ」（『鳩どもの家』収録）	集英社文庫
3	山田詠美	『熱帯安楽椅子』	集英社文庫
4	ウンベルト・エーコ	『薔薇の名前（上下）』	東京創元社
4	イタロ・カルヴィーノ	『冬の夜ひとりの旅人が』	ちくま文庫
4	ジョルジュ・バタイユ	『聖なる神』	二見書房
4	ホルヘ･ルイス・ボルヘス	『伝奇集』	岩波文庫
4	G・ガルシア゠マルケス	『族長の秋』	集英社
4	夢野久作	『ドグラ・マグラ』	ちくま文庫
4	藤枝静男	『田紳有楽｜空気頭』	講談社文芸文庫
4	武田泰淳	『富士』	中公文庫
4	金子光晴	『風流尸解記』	講談社文芸文庫
4	坂口安吾	『吹雪物語』	講談社文芸文庫
4	中上健次	『千年の愉楽』	河出文庫
4	中上健次	秋幸三部作『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』	河出書房新社
4	蓮實重彦	『小説から遠く離れて』	日本文芸社
5	トマス・ピンチョン	『重力の虹（I II）』	国書刊行会
5	埴谷雄高	『死霊（I II III）』	講談社

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