3月頃，妻三千代の妊娠が判明するが自分の子とは信じられず，この頃から再びアドルムを飲みはじめ暴れるようになる。三千代は出産する気がなくなり堕胎

6月末〜7月初，体調を崩し南雲医院に入院

9月頃，ローランに加えてコリーのラモーも飼いはじめるが，まもなくジステンパーと脳膜炎を起こし，2ヵ月ほどで死亡

11月，長兄献吉の公職追放が解け，新潟日報社取締役会長となる

12月，『街はふるさと』の帯に「映画化決定」の情報が載るも実現せず

10月〜1952.8月

◇明治開化安吾捕物（『小説新潮』第4巻第11号〜第6巻第10号） ＊旧版では“捕物帖”
〔読者への口上（1951.1），その一　舞踏会殺人事件，その二　密室大犯罪，その三　魔教の怪，（→1951）その四　ああ無情，その五　万引家族 ＊旧版では“万引一家”，その六　血を見る真珠，その七　石の下，その八　時計館の秘密，その九　覆面屋敷，その十　冷笑鬼，その十一　稲妻は見たり，その十二　愚妖，その十三　幻の塔，（→1952）その十四　ロッテナム美人術，その十五　赤罠，その十六　家族は六人・目一ツ半，その十七　狼大明神，その十八　踊る時計，その十九　乞食男爵，その二十　トンビ男〕